2020年 – すべての企業がDevOpsを採用

 

この記事はswampUP 2019で行われた基調講演からの要約です。

来年の2020年までにはすべての企業がDevOpsを採用するでしょう。そういうと皆さんは「数か月後に世界が変わるだなんて、生意気なことを言うCEOだ」と思うかも知れません。しかしそれには理由があるのです。私たちがコミュニティの中で目の当たりにしているものから、なぜこの変化がすでに起こっていると思うのかを皆さんと共有したいと思っています。

DevOpsはすべてに影響

今やソフトウェアは世界中の至る所にあります。それはDevOpsも同様です。ソフトウェアのアップデートは私たちの生活に不可欠なものとなりました。もはやソフトウェアなしでハンバーガーを食べたり、選挙戦に勝ったり、旅行したりすることはできません。

数か月前にパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック・カンパニー(PG&E)が欠陥のあるソフトウェアアップデートを配信してしまったため、米国カリフォルニアのベイエリア一帯は文字通り真っ暗になりました。

ボーイング737で170人が命を落とした痛ましい事件はソフトウェアの更新がどれほど重要であるかということを私たちに痛感させました。ソフトウェアが生命を左右すると言うのは誇張でも何でもなく、私たち人類が実際に行っていることなのです。

データ量は年々増え続け、今や膨大になっています。2025年までには全世界で175ゼタバイト(1ゼタバイトは1000エクサバイトもしくは100万ペタバイト)のデータがソフトウェアにより、やりとりされるようになります。明日を担う開発者はすでにDevOpsを実践しており、フルスタック開発が一般的となっています。準備はよろしいですか。クリックしてツイート

単なるトレンドではなく、地に足の着いたビジネスとして成長

前回のswampUPから1年が経ち、DevOpsは単なる誇大広告ではないことが実証されました。

  • IBMはRed Hatを340億ドルで買収し、MicrosoftはGitHubを75億ドルで買収しました。
  • 評価額が10億ドルを超えるDevOps企業に大規模な投資が行われました。
  • PagerDutyやElasticなどの新しいIPOは大きな成功を収めました。

さらにオンプレミスとクラウドの両方で(まるで「水陸両用」のように)運用するハイブリッドがますます一般的な状況になっています。

フルスタックへの移行がさらに加速

企業は発信する言葉を「デベロッパーファースト」へと変え、開発者に向けて発信するようになってきました。JFrogでもそれをさらに推進しています(開発者同士が積極的に話し合い、コミュニティへ参加するようになっています)。

乗り遅れないためには準備が必要です。明日を担う開発者はすでにトップの大学でDevOpsを実践しています。フルスタック開発はすでに一般的となっています。ソフトウェアを作成するだけでなくリリースやセキュリティに関しても理解する必要があります。これが次世代のDevOpsです。皆さんがこれから雇用する、今から10年後にマネジメントする人たちが中心となる時代です。

現在LinkedInにはDevOpsエンジニア向けに50,000を超えるオープンポジションがあります。どうしてそんなに多いのでしょうか。それは大量のデータを処理しなければならない時代が到来しているからです。2025年までに全世界で175ゼタバイトがソフトウェアによりやりとりされ、管理、リリース、セキュリティ保護を素早く回していけるようになる必要があります。

私たちはこのような変化に対応することが可能です。すべてが高速かつ安全である必要があり、企業は規模の拡大に対応していく必要があります。だからこそ2020年までにすべての企業がDevOpsを採用することになるのです。しかし継続的アップデートが加速していく世界においては、正しい方法を採用しない限り重大な過ちが発生するでしょう。