JFrog Container Registryの発表

JFrogは10年以上にわたり開発者を支援し続けてきています。特にアーティファクト管理ツールについてはユーザがコンテナを迅速かつ安全に入手できるように、先駆者として業界最高レベルのツールを開発者に提供してきました。

そして今回、私たちはオンプレミスでもクラウドでも、もしくは併用も可能な世界最先端のフルハイブリッドのDockerレジストリであるJFrog Container Registryを発表したことをとても嬉しく思います。JFrog Container Registryは組織において、コンテナやマイクロサービスの利用推進に必要となる機能と信頼性を提供します。

Dockerを自由自在に操作可能

JFrog Container Registryは業界トップのアーティファクト・リポジトリマネージャであるArtifactoryの機能を搭載しています。Artifactoryは世界の大企業が数千テラバイト/日のデータを保存、保護、配信するために利用されています。そのためJFrog Container Registryには既にレジリエンシー(回復力)とエンタープライズのスケールを提供してきた長期的な実績と信頼があります。

私たちはその知識と経験の全てをJFrog Container Registryに投入しました。顧客が必要とする環境でDockerイメージを最適に管理する機能を提供します。また、Dockerと完全な互換性があるため使用する全てのツールでネイティブな操作を可能とします。

JFrog Container Registryでは管理者がきめ細やかなアクセスコントロールを行うことができ、パブリックでもプライベートでも必要な数のDockerレジストリを維持することができます。

さらにJFrog Container Registryはコンテナに豊富なメタデータを格納することで、コンテナ内のレイヤーを詳細に表示することができます。

Kubernetes等の準備

他のコンテナレジストリと違い、JFrog Container RegistryはK8sでコンテナを操作するためのHelmチャートリポジトリも完全にサポートしています。そのためJFrog Container Registryのみ使用してクラスタを統合するために必要な全てのアーティファクトを管理することができます。

JFrog Container Registryを使うとコンテナが必要とするデータが何であれ、Genericリポジトリのビルドから全てのアーティファクトを保持することができます。

もちろんデータセンターに保管されているコンテナやチャートのローカルリポジトリも設定できますが、JFrog Container Registryは他の場所で管理されているDockerやHelmリポジトリをプロキシするリモートリポジトリも高速にサポートする無料のツールですので、ローカルリポジトリとリモートリポジトリをバーチャルリポジトリに集約させて単一の検索ポイントとして活用することもできます。

大規模でフルハイブリッドなインフラ環境

JFrog Container Registryはオンプレミスでもクラウドホスト型のSaaSとしても同じ機能を提供します。また、Artifactory譲りのスマートリモートリポジトリをサポートするためプラットフォーム間でレジストリを簡単に同期できます。

このような機能を提供するJFrog Container Registryはフルハイブリッドなインフラ環境で利用できる数少ない選択肢の1つとなっています。また使用する環境に関わらず(ライセンスの購入や取得の必要がなく)無料で使用できます。私たちのクラウドベースのソリューションは無料で利用可能ですが、実際にお客様が使用する際にはクラウドのプロバイダによるデータ使用量や転送量に応じて課金が発生する場合があります。

絶対的な信頼と実績

JFrog Container Registryは新しい製品ですが、全く新しい技術というわけではありません。JFrog Container Registryは無料にも関わらず既に業界標準として確固たる地位を確立したArtifactoryと同等の技術を提供しているからです。

また、JFrog Container Registryには制限されたREST APIJFrog CLIを介して現在ご利用のツールと簡単に統合できる機能が含まれているため、CI/CDプラットフォームで完成したビルドを簡単にDockerレジストリへプッシュすることができます。

何よりもこの技術は10年以上にわたる専門知識の集大成であり、強固な技術の財産と言えます。大規模な環境で実証済みの信頼と実績により、安心してJFrog Container Registryを使うことができるでしょう。

主要ベンダーが続々と公式サポートを表明

JFrog Container Registryは既にコミュニティで話題となっています。JFrog Container Registryは頻繁に使用され信頼されている多くのツールと併用できるため、市場の標準化を促進する連携ソリューションが出てくることに大きな期待が寄せられています。

www.rancher.com 「コンテナレジストリは開発者にとって大規模にDockerとKubernetesを採用し、実装するための最も重要な技術です。JFrogとパートナーシップを組むことでJFrog Container RegistryとRancherの技術の統合が加速し、2020年初頭にはRancherの顧客と広範なクラウド市場の両方に新しいデフォルトコンテナマネジメントの業界スタンダードを提供できることを嬉しく思います」— Rancher CEO、Sheng Liang
 www.cloudbees.com 「コンテナレジストリ市場は急激に成長しており、JFrog Container Registryは最も人気の高いプラットフォームの1つです。2020年初頭にJFrog Container Registryと深く統合して市場を先導するソリューションをJFrog Platformチームと協力して提供することを約束します。Jenkins XやCloudBees Jenkins X DistributionをJFrog Container Registryと組み合わせることで、DevOpsとクラウドコミュニティにとってコンテナ管理の普及を促進する手助けになるでしょう」— Moritz Plassnig, VP of Cloud, CloudBees
www.loodse.com 「企業がKubernetesとコンテナを採用するスピードが更に加速しているので、顧客はクラウドソリューションを補うための簡単な方法を探しています。私たちのKubermatic Kubernetes PlatformはDevOpsチームが最高のエコシステムツールを無理なく利用できるようにしています。JFrogが無料で堅牢なコンテナレジストリを提供するようになり、クラウドのエコシステムがさらに進化していくことを嬉しく思います。2020年初頭にはJFrog Container RegistryとKubermaticの連携と統合を強化し、お客様に堅牢なソリューションを提供できることを楽しみにしています」— Sebastian Scheele, co-founder and CEO, Loodse
www.suse.com 「JFrog Container Registryのリリースはコンテナ市場で必要とされる貴重なリソースであるため、非常に喜ばしいことです。2020年初頭にはデジタル・トランスフォーメーションの取り組みを支援するJFrogと共同で、お客様にSUSEアプリケーションを提供することを約束します」— Roger Klorese, Senior Product Manager, SUSE

私たちには全ての機能に対してお客様に満足いただける自信があります。また、上記のように多くのコミュニティパートナーから公式なサポートの表明が寄せられていることからもJFrog Container Registryは最も包括的で高機能なレジストリであることがおわかりいただけたと思います。無料ですのでぜひ使ってみてください。